橘雪耶氏の楽曲に映像提供したい人の記事

全国の橘ファンの皆様こんにちは。ななゆびです。まず軽く自己紹介します。私も曲を書いたりしてます。でも実は絵が本命なんです。アニメーションもします。そういう者です。気になるならメニューの方からniconicoやpixivへ……(いきなり橘ファン向けに喋ってますけど、知らない人の為に。橘雪耶さんは闇音レンリですごい曲を作ってる人です。)

で、実は近々、僕はユキヤさんの楽曲に映像提供をしたいと思っています。っと!石は投げないで!今日はその辺の話をしようと思っています。

ユキヤさんの曲は毎回特定の絵師が付いている訳ではなく、いろんな人が絵を提供しています。僕は前々からそれを横目に「いいなぁ」と思っていました。と、いっても当時の僕の創作力は安定していなかったので指を咥えるばかりでした。ところが、最近、僕は頑張れる様になってきた。そこで、お互いモーション的なものが発生(※)、これはもうやりたい。そう思って僕は「いつか出来たらいいねっていう空気」を「もうそろそろ出来ますよ?っていう空気」にレベルアップさせる為に、1ヶ月の間、週1でアニメーションを1カット描いて流していこうと思いました。いわゆる「たたき台」ってやつですかね。とにかく僕はやる気です。

ここから、作ったアニメーションの話です。2/28と3/6に1つずつとりあえず流しました。「コーヒー」と「ぽっかりフレンズ」としましょう。

まず、コーヒーを飲んでいる女性のループアニメです。「ユキヤさんの曲は全体的にしっとりしてるし……」と思って、安直にカフェの様なモノをイメージ。動きが激しくなくしっとりしているけど、心の中は……と思い、表情を固くしています。このアニメーションは底が浅い為「怖い顔でコーヒーを無限に飲む女性」でしかありません。

次に、胸にハート型の穴が空いている女の子の動画。こっちは僕のやりたい事を伝えようと思って考えてました。最初は「猫が人にフッと変わる映像」を考えてたんですけどなかなか「どう動かすか」に答えを出せませんでした。「変身する時に服はどうなる?」とかそういう事です。それに、そもそもそんなナマメカシイ動き描けねぇよ!って事でした。それは、動画の後ろを歩いてる人を見れば技量の程度がわかると思います。で、穴空き少女を思いついたので「これなら」と思い、形にしました。音も付けちゃったりして(イメージとちょっと違うけど)。結局、僕のやりたい事ってのは、アニメーションですから、非日常的な「ワクワク」の様なそういう映像でありたい。それだけなんで深い意図はないんですけど。

こう思うと、とりあえずとはいえ、ユキヤさんに寄せたつもりのコーヒーと、自分のぽっかりフレンズの差の激しさが申し訳ない……。いかに僕が他人に興味ないかが丸バレです……。まぁ、人様の曲は基本情報が手元にないですからねぇ……。何も考えてない訳ではないんですけどね。ユキヤさんの曲を聞いていると「何かスローで動きながらも部分はすごく動き続けてて、それでいて時々スピード感を与えたい」って思ってるんですけど、それはどんなものなのか……。あと、歌詞でモチーフも絞られちゃったりするのかなぁ。

動画マン(2)

今日は過去に言っていた「タップ割り」の話をします。画像たっぷりです。

まず、前提としてアニメーションを作る時の紙の状態からです、次の画像をご覧ください。

一番下に原画をクリンナップした1の絵、二番目に原画をクリンナップした3の絵、一番上にこれから書く2の絵という形になっています。(中割りは1枚と仮定)

仮に1と3にこんな感じに星が描かれていたとしたら、2にはこの赤い星の様な絵が必要ですね。

重ねてみると、こんな宙ぶらりんの位置に星を描かなくてはなりません。

では、とりあえず、重なった状態でポイントの中間だけ取ります。ここは重なった状態でないと細かいブレが発生するので気をつけて。

こっからが「タップ割り」の技です。「大まかに割ったポイント」と「タップ穴」を目安に絵を重ねてしまいます。

タップ穴がキレイに並んでいる状態をキープして、クリップや磁石で固定し、そのまま絵を割ってしまいます。

割ったものをクリンナップ。

重ねてみると、形のニュアンスを失わずに中央で割ることが可能です。

以上、「タップ割り」の話でしたが、コレはデジタルではかなり面倒です。アナログ向けだと思う、たぶん。

それと、1と3の絵の動きが狭いものでコレをやるとズレが生じる可能性があるので、割り幅の狭い絵は普通に割りましょう。解ってない方はなんでもかんでもタップ割りすれば良いと思ってるフシがありますが良い子のみんなは考えたら分かると思います。

動画マン

今日はアニメーション現場の動画マンの話をします。

と、その前に、フレームレートの話をします。フレームレートとは1秒間に何枚の絵を表示しているかの数で 、単位はfpsでよかったと思います。ゲームでは60、テレビでは30、フィルム映画では24です。と、なるとアニメはいくつか?というと、基本的に8です。もちろん動いてなければ動かしませんし、もっとフレームレートを細かくしなくてはならない場合8以上になる事もあるみたいです。

豆知識:アニメーションは8枚の絵を3コマずつ撮って24枚の1秒にしているのですが、これがテレビで放送されると6枚の誤差が出てしまいます。これを結構無理やり(?)処理しているので、コマ送りすると2枚の絵が重なって見えるコマがある場合があります。これは別にアニメーション制作上のテクニックとかじゃないんですね。

という事で、アニメは基本1秒8枚で作られてます。こっからは文章だけで示すのもややこしいのですが頑張りましょう。

カット内容の確認

アニメーションを作る時、現場では「原画」と「タイムシート」と呼ばれる設計図を使って作業していきます。原画は文字通り原画でキーフレームの数だけ原画マンが描いた絵があります。タイムシートは原画さんから撮影さんまで通して使う物で、どんな絵を何枚ずつ作るか(または撮るか)を書き込んでいくのでまさに設計図と言った所です。

まず、1秒間のカットがあるとします。8枚の絵が必要ですね。動きは単純な物としても、原画は基本的に最低2枚必要です。仮にここでは原画が2枚あったとします。タイムシートには何枚目にキーフレームが来て……、間に何枚の絵が必要で……、などの情報が書かれています。ここでは1フレーム(以後F)目に原画1が来て、7Fに原画2が来るとします。そうすると間の2~6Fを動画マンが作画する事になります。8Fは7Fと同じ絵を使うとします。

原画トレス

まず、原画をクリンナップ(トレス)します。原画はあくまで原画であって、そのままでは使えないので清書する訳です。「原画1」を清書した物を「動画1」となし、「原画2」を清書した物を「動画7」とします。

割り

次に「動画1」と「動画7」を使って「動画4」を作ります。これを「割り」といいます。そして「動画1」と「動画4」を使って「動画3」を作ります。非常に分かりにくいので図をこの記事のアイキャッチにしました。

タイムシート

タイムシートについては記憶が曖昧なのでハッキリ表現できないのですが、動画作業の前後に記入する事があったはずです。

動画チェック

最終的に動画チェッカーさんのチェックが入りますが、会社によっては随時チェックされたり、チェックなんて一切なかったりする事もありそうですね。この部分は動画マンの仕事ではないですが、リテイクを喰らえばカットが手元に帰って来ます。

以上、今回は大まかな流れを書きましたが、いずれ割りテクニックの話とか書きます。